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御法語

今月の御法語を紹介いたします。


無上功徳

 善根なければ此の念仏を修して無上の功徳を得んとす。余の善根多くば、たとい念仏せずとも、頼む方もあるべし。

 然れば善導は、「我が身をば善根薄少なりと信じて本願を頼み、念仏せよ」と勧め給えり。経に、「一たび名号を称うるに、大利を得とす。またすなわち無上の功徳を得」と説けり。いかに況や念々相続せんをや。然れば善根なければとて念仏往生を疑うべからず。


現代語訳

 善い行いを積んでいないので、念仏を修めて、この上ない功徳を得ようとするのです。念仏以外の善い行いを多く積んでいるなら、たとえ念仏を称えなくても頼る手立てもあるでしょう。

 ですから善導大師は「自分は善い行いをごくわずかしか積んでいないと信じて、本願を頼みとし、念仏しなさい」とお勧めになりました。『無量寿経』に「一たび名号を称えると、大利益を得る。つまり、この上ない功徳を手に入れる」と説かれています。まして念仏を絶えず続けるならばなおさらです。ですから、善い行いを積んでいないからといって、念仏による往生を疑ってはなりません。

 
 
 

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